tatara samurai

STORY

力とは何か
本当の強さとは何かを
僕は知らなかった。

1300年の時を経て現代に伝わる、唯一無二の鉄“玉鋼”を生み出す製鉄技術“たたら吹き”
戦国の末期、その伝統を守ることを宿命づけられた男が、侍にあこがれ旅に出た──。
のちに人は、その若者を「たたら侍」と呼んだ。
ひとりの誠実な青年が戦乱の世にあらがい、
おのれの生きる道を探して魂の彷徨を重ねる成長の物語。
日本の伝統と、日本人の気高い精神を、美麗で雄大な映像と共に描き出す。
それが『たたら侍』である。

「ご縁の国しまね」プロモーションのイメージキャラクター
青柳翔(劇団EXILE)、EXILE AKIRA、小林直己(EXILE/三代目J Soul Brothers)が出演!

  • 新平(小林直己) 【村長の次男】

    伍介の幼馴染み。兄の平次郎に武芸を鍛えられる。村に残りながら鍛錬を続け伍介の無事を待つ。

  • 伍介(青柳翔) 【村下の跡継ぎ】

    生まれた時から玉鋼をつくることを宿命づけられた男。戦乱の世において上質な鉄を生む技術は諸大名からも狙われ、伍介は村を守るために武芸を磨いていく。ついには侍になるため、村を出ることを決意する。

  • 尼子真之介(AKIRA) 【尼子一族の残党】

    尼子軍として、たたらの村を守ってきた。村を出ようとする伍介に対し、村下を継ぎ、たたら吹きの技術を守るべきだと考えている。

たたら吹きとは

 「たたら吹き」とは、古来から行われてきた伝統的製鉄法で奥出雲を中心として採取される良質な砂鉄を原料として、木炭の火力で精錬することで鉄を得るものです。西洋から輸入された近代的な製鉄法が普及するまで、日本独自の製鉄法として発展をとげてきました。

 たたらという言葉はもともと「ふいご」を意味する言葉とされ、踏みふいごで鉄を吹くことからその意味が拡がり、その製鉄法全般をさして「たたら」と呼ぶようになりました。

 原料となる砂鉄は切り出された山砂から「かんな流し」と呼ばれる方法によって、選別されます。土で築かれた炉に、砂鉄と木炭をくべ、ふいごによって風を送ります。高温で鉄を溶かしながら、炉の底には「鉧(けら)」と呼ばれる鉄の塊が出来ていきます。その後、炉を壊して鉧を取り出し、鉧を鉄池(かないけ)に投入し、水で急激に冷却して鋼の塊がつくられます。

 たたら製鉄の現場を取り仕切る技師長は「村下(むらげ)」と呼ばれます。村下は炉に使う土の選定から築炉、精錬においては原料の砂鉄や木炭を投入するタイミング、送り込む風など、工程の全てを取り仕切り、操業は村下の経験と勘に委ねられてきました。

 たたら製鉄によって精錬される鉄のうち、最も優れた品質の鉄を「玉鋼(たまはがね)」といい、主に日本刀の材料として利用されてきました。

映画の世界が
そこにある!
映画「たたら侍」ロケ地を巡る

歌舞伎、日本酒、相撲、和歌・・・・・日本の数々の伝統的文化が始まったとされる地、島根。
映画「たたら侍」の撮影は、そんな島根県内に現存する景観・社寺仏閣・集落や、オープンセット「出雲たたら村」などで行われました。
ロケ地を巡って、映画の登場人物になりきってみませんか?

  • 出雲いずもたたら村

    映画の撮影に向け、中世たたら村を完全再現。出雲大社の遷宮にも関わった宮大工、木材問屋や建設会社などの協力を得て完成した。釘を使わない工法など本物にこだわった、映画の世界感をリアルに体感できる場所。

    雲南市掛合町多根

  • 城上きがみ神社

    石見銀山の麓(ふもと)、大森町の氏神。拝殿天井に描かれた「鳴き龍」の真下で手を叩くと、リンリンと音が鳴り響く。緑豊かな境内は大森の町名の由来との説もある。

    大田市大森町イ-1477

  • 沖泊おきどまり

    石見銀山で採掘された銀を世界中に向け積み出した港の1つ。16世紀後半に銀の輸送や、銀山への物資補給を担う港として栄えた。船を係留するために使われた「花ぐり岩」や、船の安全な運航を祈った恵比須神社などが今もあり、当時の面影を残している。

    大田市温泉津町

  • 鰐淵寺がくえんじ

    武蔵坊弁慶が修行したといわれる寺として有名。一夜で、鳥取県の大山寺から鰐淵寺まで釣鐘を担いで持って帰ったという伝説が残る。自然豊かな境内は四季に応じ様々な美しい表情を見せ、特に秋は山陰屈指の紅葉スポットとして知られている。

    出雲市別所町148

  • 稲佐いなさの浜

    出雲大社からほど近い日本海に面した海岸で、国譲り、国引きの神話の舞台として知られる浜。旧暦10月の神在月(かみありつき)には、全国の八百万の神々をお迎えする神迎神事(かみむかえしんじ)が執り行われる。

    出雲市大社町杵築北

  • 龍頭りゅうずが滝

    雄滝と雌滝の二つからなり、雄滝は裏から眺めることができる「一名裏見の滝」という。
    約40mにわたって落下する滝で、中国地方随一の名瀑といわれ、八重滝とともに「日本の滝百選」に選定されている。

    雲南市掛合町松笠

  • 銀山街道

    江戸時代には石見銀山から尾道までの銀の輸送ルートとして使われていた。江戸時代の様子を残す文化的景観が残っており、現在ではウォーキングルートとしても人気。

    飯南町下赤名

  • 島根県民の森
    飯南町いいなんちょうふるさとの森

    数多くの動植物が生息し、キャンプ場や宿泊施設が整備されている。平成19年には、山陰初の森林セラピー®基地として認定され、四季折々の自然を心身で感じることができる体験メニューがある。

    飯南町小田

  • 入間花田植いるまはなたう

    伍介が村を出るシーンを撮影。囃子(はやし)の太鼓や笛、踊りに合わせ、早乙女たちが一列に並び菅笠(すげかさ)にかすり姿で賑やかに田植えを行う伝統行事。一時担い手不足で途絶えていたが、有志により復活されてからは、毎年5月に雲南市掛合町入間で開催されている。

    撮影地:松江市宍道町佐々布

  • 岩屋寺いわやじ周辺

    山道を歩くシーンを撮影。岩屋寺境内からの道での撮影を行った。周辺の岩盤にはいたる所に仏が掘られていたり、周囲2キロの通路の途中には滝があり、その周辺には多くの植物が生息している。

    松江市宍道町来待

  • 奥出雲町おくいずもちょう大呂おおろ竹崎たけざき

    合戦シーンを撮影。周辺には、たたら製鉄のために切り拓(ひら)かれた山のあとにできた棚田の風景が広がっている。

    奥出雲町大呂・竹崎

  • 福頼集落ふくよりしゅうらく

    文化庁の重要文化的景観に選定されている棚田。たたら製鉄で砂鉄を採取する際に行う「鉄穴流し(かんなながし)」によって拓(ひら)かれ生まれた風景であり、点在する残丘は、祠(ほこら)が祀られているため切り崩されずに残ったものである。

    奥出雲町大呂

知れば映画が
もっと楽しい。
~鉄づくり1000年の物語~「たたら製鉄」を巡る

砂鉄と木炭から鉄をつくる「たたら製鉄」は、江戸時代から明治初期にかけて全盛期を迎えた、千年余りの歴史を持つ産業で、島根の風土に大きな影響を与えました。
当時の面影や「たたら製鉄」に関する資料を通じ、映画「たたら侍」の世界を体感されてはいかがでしょうか?

  • 菅谷すがやたたら山内

    奥出雲の三大鉄師の一人、田部家の有した菅谷rたたら。たたら製鉄に従事していた人々の集落「山内」の当時の面影を今も感じる町並み、現存する唯一の「菅谷高殿」を見ることができる。

    出雲縁結び空港から車で約40分

  • 金屋子かなやご神社

    製鉄の神様である「金屋子神」祀る金屋子神社の総本社。製鉄、鍛冶、鋳物品などの製造、または販売等、鉄にまつわる業種の人々に今なお信仰されている。

    出雲縁結び空港から車で約1時間

  • 奥出雲たたらと刀剣館

    実物大の「たたら炉」断面図モデルをはじめ、様々近代以降の様々なたたらの歴史資料を見ることができる。月2回行われる、刀匠小林三兄弟による日本刀作刀鍛錬の実演も見所。

    出雲縁結び空港から車で約1時間

  • 日刀保にっとうほたたら

    一度は途絶えた「たたら製鉄」を後世に伝えるため、昭和52年に旧「靖国鈩」をもとに「日刀保たたら」として復活。唯一のたたらとして日本刀の原料である玉鋼を生産し、全国の刀匠に供給しています。

    ※ 非公開

  • 鉄の歴史博物館

    吉田村内にあるたたら製鉄の歴史や技術、使用された道具等を展示する博物館。鉄製品への人々の関わり、流通に関する事柄なども鉄山師「田部家」の古文書を通して知ることができる。

    出雲縁結び空港から車で約45分

  • 鉄の未来科学館

    古代からの製鉄技術の変換を振り返るとともに、最新の製鉄技術も紹介し、鉄の新しい可能性に触れる。世界の炉の原寸模型や、マルチビジョン動画など多角的な展示が見所。

    出雲縁結び空港から車で約40分

  • 絲原記念館いとはらきねんかん

    奥出雲の三大鉄師の一人、絲原家の庭園・居宅の一部とともに、歴史・民俗資料を展示する記念館。鉄師は製鉄産業の他、芸術・文化等を地域にもたらしました。

    出雲縁結び空港から車で約50分

  • 和鋼博物館わこうはくぶつかん

    かつて鉄の積み出し港として栄えた安来市にある。実際のたたら操業に使用された様々な道具や、実物大で再現された「天秤鞴」など、たたらの歴史・科学・流通を多角的に展示している。

    出雲縁結び空港から車で約45分